手品とボカロとボイスロイド

近況の追記です。

前回琴葉姉妹の『手品』という曲を貼りましたが、思い出したことがあったのでつらつらと。

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2021年の冬のマジケに『夜見れなを救いたい~にじさんじライバーが手品を成立させるためには~』(きそうけん)というPDFがありました。

大雑把に書くと『夜見れな(Vtuberさん)がYoutubeで手品をするには』という話が展開される冊子で読み物としては面白かったのですが、提案された解決策は例えば「バーバルマジックをやってみる」などの地に足のついたものでした。

当時の感想としては「間違ってはないのだけど現実の手品の在り方に縛られてしまっていて、制約の中で消去法的に残ったものを選んでしまっているように思える。何かこう別の解釈を持ってきて、逆にVTuberだからこそできる現実ではできない手品を創造できないか」といったようなことを考えていました。

 

ところでくりたにかさん家の琴葉姉妹の他の曲に『あやとりうた』という曲があります。(イヤホンがあるとよりよい)

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これめちゃくちゃ凄くないですか?という話は主題から逸れるのでよすとして、こちらについてこりたにかさんのツイートがこちら。

歌について裏を読もうとするつもりはないのですが単純な類推として、『手品』は単に手品をテーマした楽曲であるに留まらず、実態を持たない人物が既存の手品の在り方の外で手品(またはスライト)を行おうとしたものである可能性がいくらかありそうなので今回追記した次第。

 

 

 

なお、歌唱ソフトとは別にトークソフトというものがあり、こちらには劇場動画というジャンルがあります。その中にはちょっとしたマジックをするシーンがあるものや、手品をパロディしたような動画もあったりしますが、どうしても表面的な手続きがなぞられるだけで所謂手品とは隔たりがあります。
この壁を超えられないかと自分でも考えようとしたこともありますが、まともなものは思いつけずじまいです。

ホラー劇場なんかでは視聴者側の思い込みがひっくり返されたときにある種類の手品っぽさを感じたこともありますが、それもやはり手品ではありません。

 

今後ボイスロイドが手品を演じることは可能なのでしょうか。

 


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最近(?)見ていた動画、シリーズなど(記事と無関係)

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※初見時【ホラー劇場?】の記載がなかった。

 

 

近況

Twitterアカウントを消しました。

決別の意も込めて、Twitterの下書きに眠っていたものなどを切り貼りしてまとめたものなどを投稿した次第です。

次の更新は年をまたぐかもしれませんが、また読書感想文等書いていきたいと思っていますので気長にお待ちください。

 


くりたにかさん家の琴葉姉妹ちゃんはかわいいですね。

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レクチャーノートを書く上でやるべきこと

走り書きです。

ここに書いたことをすべて満たしたとしても、不十分である可能性は十分にあります。

 

クレジット

・後述します。

 

心構え

・あなたが作ったものにお金を払う人がいます。それがどういうことか考えながら物を作りましょう。

 

文章

・自信がない人は他の得意な人に書いてもらったり、直してもらったりしましょう。

・完成したら何度も読み直し、書き直しましょう。私たちは物書きではないので、1回で良い文章が書けるはずがありません。

・声に出して読んだり、機械に読んでもらったりすると誤字を見つけやすいです。

・必ず他の人に読んでもらって確認してもらいましょう。

・一度ノートを最後まで書いたところがスタートラインだと思ってください。誤字脱字の確認や内容の修正は納期ギリギリまでやりましょう。

 

組版

・初心者にはとても難しいです。上手な人に頼りましょう。

 

写真

・写真を撮る前に、写真を使って何を見せたいのか考えましょう。

・他の手品の本を見て、どんなふうに撮っているのか確認しておきましょう。

・横から撮るものは横から撮り、上から撮るものは上から撮りましょう。写真はパッと目に入るものなので横着すると印象が悪くなりやすいです。場合によっては誰かに協力を頼むのも大事です。

 

クレジット

クレジット等についてもくどくどと書いたのですが、すでに良い資料があるのでリンクを貼って終わりとします。読むこと。

①マジックマーケットについて(のじまのぶゆき)

内容はクレジットの話です。無料で読めます。

マジックマーケットについて - 週刊マジオンSP (のじまのぶゆき)の投稿|ファンティア[Fantia]

②トゥ・ユア・クレジット(Harapan Ong)

Harapan OngのPDFを星野さんが版権を取って翻訳したもの。

リンク先より無料ダウンロードできます。三回は読んでください。

https://www.script-m.jp/shop/card-magic/toyourcredit/

(補足)

近年考えや思想(手品理論?)を書こうと試みる人が増えてるように思います。何を見てそう思ったのか、誰の何の影響でそう考えたのかを記載してください。また、可能な限り具体例に触れるようにしてください。「例としてダニのオープントライアンフのカードを選ばせるシーンでは」などと。

 

完成と思った前に

・なるべく詳しくて上手な人に読んでもらって、確認してもらいましょう。お礼はきちんとしましょう。また、全員が全員まじめに読んでくれるとは限らないことを理解しておきましょう。

・一番厳しそうな人を思い浮かべて「あの人に見せたら怒られるかも」と思うのであれば、そんなものを人に売ってはいけません。

・「売っていいレベルじゃない」と言われる覚悟を持っておきましょう。そう言ってくれる人に読んでもらいましょう。多少の改善提案ではどうにもならなそうなものが例えばマジケなんかだと見受けられます。

 

 

良い作品と言ってもらえるために

推薦文の数が作品の良し悪しを決めるわけではないことを理解しておいてください。

クレジットのことを含め、ここに書かれたことが全て当たり前にできていて初めて、良い作品かどうかを評価してもらえる段階になります。つまり、ここに書いてあることすらできていなければ、基本的に作品の良し悪しを評価してもらえる段階にすら立てません。

たくさんの人の助けを借りて楽しく真剣に、お金を払って読んでくれる人たちを後悔させないようなノートを作りましょう。

 

 

プロ観客になりたい!

マジックマーケット2025初夏にて配布したエッセイです。

ブログに公開するにあたって複数修正を行いました。

 

プロ観客になりたい!(清水冬霞)

①プロ観客として心掛けていること
「観客として舞台に上げられた時はマジシャンであることがバレないようにヒンズーシャッフルをするようにしている」という話を聞いたことがあります。
 その人なりの理由があるのでしょうが、私は同意出来ません。
 観客として舞台に上げられ、シャッフルを要求された時に考えるべきことは「シャッフルしたことを他の観客がきちんと認識できるかどうか」だと考えるからです。

 海外ゲストのマジックショーであれば観客も殆どがマジシャンですが、そうでない場面では一般のお客さんに混じってマジックを見ることになります。
 例えばどこかのサークルの発表会を見る時。マジックショップで一般のお客さんとディーラーの演技を見る時。うそのたばこ店で一般のお客さんと共に誰かのマジックを見る時。

 そのような場所にいる時私は次のことを考えています。
 一般のお客さんが「良いものを見た」と思えるにはどうすれば良いか。

 先程の場面で言えば、デックがシャッフルをされたことが明瞭である場合とそうでない場合でマジックの良さは異なる筈です。レイマンのフリをしている場合ではないでしょう。
 我々マジシャンはマジックについての知識があるのですから、観客であってもそれを利用できる筈です。
・観客席にいて道具を渡されたならば、仕掛けがないことを他の観客が理解できるようにきちんと検めます。
・何か操作するように言われたら他の観客が分かるように動かします。
・カードを引いたときには演者から隠すようにしながらもしっかり全員に見せます。

運が良いと、他の観客が同じようなことをする際に真似てくれることもあります。

 観客として出来ることは検めに限りません。
・客席の前の方が空いている場合、譲っている風を装って移動を促します。変なところから見ている人がいたときも同じです。
・クライマックスでは強めに拍手し、連続現象ではいちいち拍手しないなど、頭を使って拍手をします。

 リアクションについてはどうでしょう。これは各々のペルソナに合わせるべきかと思います。
 私は騒げないタイプなので、現象の後で隣の観客と目で会話するとかそういうことを静かにしています。また、ところどころ前屈みで見たり(但し技法を実行しそうな時以外)、現象後はリラックスしてみたり、緊張と緩和の考えを観客として実行するようなことをしています。

 自分の行動によって観客の反応が変わるなどというのは幻想かもしれません。それでも私は他の観客の反応を楽しみながらマジックを見ています。


②観客からの質問について
 マジックを見た後で他の観客から「マジシャンならタネがわかるものなんですか?」と聞かれる機会があります。私の場合返答はその時の状況、つまり演技のクオリティや観客の反応と表情によって変わりますが、これについても基本的にはその観客が「今見たものは良いものだった」という感想を持てるように考えます。また、これと同時になるべく演者を立てることを考えます。
 例えば「有名で知っているものはあったけれど、○○(観客が一番驚いていたもの)は自分もびっくりした」などが無難でしょうか。

 しかしながら、時々「私はタネが分かっていますよ」というような感想を聞くことがあります。3つの点からあまり良くないと考えます。

1.そのマジックへの印象が悪くなる。
 観客がそのマジックを不思議に感じていたものとします。「自分もマジシャンも分からないマジック」と「自分は分からなかったけれどマジシャンなら分かるマジック」ならば前者の方が印象が良いのではないでしょうか。

2.演者に失礼。
 このやり取りに対して演者にメリットがありません。マジックに於いては演者も主役の筈です。

3.タネが分かるかどうかの話をしてしまっている。
 マジックはタネを見破れるかどうかのバトルだというイメージが世間一般には残っているように思います。
 しかし我々はタネの分かる分からない以外の部分でもマジックを楽しんでいる筈です。それをなんとかして伝えることができればより良いのではないでしょうか。


③マジックを見る時に考えていること
「タネが分からなかった」
 これがマジックを見た観客の一般的な反応ではないでしょうか。マジシャンであっても「タネが分かったかどうか」というのが感想の大きな部分を占めるように感じています。
 マジックである以上、タネの分かる分からないの部分にフォーカスが当たることが間違っているとは思いません。しかしそのような感想ばかりではマジックをする方も見る方も楽しくないのではないでしょうか。感想をもらう側としても「分からない」と言われれば嬉しいですが、それだけではどうにも興醒めです。

以下、Miguel Gomezのエッセイの影響を強く受けています(詳細末尾)。

 私がマジックを演じる時、その背景には数多くの選択があります。
・何故そのマジックを選んだのか。
・手法は解説されている通りなのか違うのか。
・何故解説のままなのか。
・何故やり方を変えているのか。
・セリフは。
・演じる相手は。
・シチュエーションは。
・何故人に見せられる段階と判断したのか。

 恐らく皆さんもいろいろな考えを持ってマジックを演じていることでしょう。
ですから、私が人のマジックを見る場合はこれらのことを考えながら見るようにしています。
 演者は何故そのマジックを演じたのでしょうか。少なくとも好きで演じているのでしょう。好きなムーブがある、考案者のファンである、はたまた単にウケるから、様々な理由があり得ます。
 何故解説通りなのでしょうか。単に何も考えていないだけかもしれません。私自身は勉強の為に敢えてそのままやってみるようなことをすることがあります。
 何故手順を変えているのでしょうか。より良い方法だと思ったのでしょうか。そうならば演者はそれを気に入っているのかもしれません。
 セリフからは何が読み取れるでしょうか。技法の練度からは何が読み取れるでしょうか。演者が好きなマジシャンや憧れているマジシャン像が見えてくるかもしれません。どういう環境でマジックを学んでいるのか、歴はどのくらいなのかといったことも読み取れることでしょう。

 そういった視点からのか感想が増えて、広がっていけば、我々の手品の世界はもっと面白いものになるのではないでしょうか。

 プロ観客を目指すことでほんの少しだけマジックが楽しくなれば。

2025年6月14日明朝 発行
著者 清水冬霞

参考
①アスカニオのマジック(該当箇所不明)
アスカニオが観客として舞台に上げられた際のエピソードが載っています。

②The Joy of Magic(p.86)
Miguel GomezのWhy Do We Do the Magic that We Do?というエッセイの中で「なぜそのトリックを演じるのか」「良いマジックを見た時にどんなことを聞くべきなのか」という話が載っています。お気に入りの本です。

手品の見方について(マジシャン向け)

上手に手品を見るにはどうしたらいいでしょうか。

 

代表的な悪い見方があるので紹介します。

  • 後ろから見たり横から見たりする。
    • 良くないものが見えたりしますよね。
    • マジシャン同士だと演者側も指摘しづらいものです。見る方が気を利かせましょう。
  • 過度にタネを暴こうとする。
    • 自分が手品をするとき、タネを暴こうとばかり夢中になっている人がいたらやりづらいですよね。
    • 手品を見る時とタネを勉強する時は別物です。演者は貴方に手品を見て欲しいのであって、貴方がタネを勉強するために手品を演じているわけではないでしょう。
  • 道具に触りながら見る。
    • これも常識的な振る舞いから外れる場面が多いかと思います。
    • ついついやってしまいがちですが、気持ちを切り替える意味も含めてデックはケースにしまったり、コインも一度パースにしまうのがおすすめです。

 

もう一つ、手品の感想にも気を遣って欲しいところがあります。

 

  • 手品を見た感想が「タネがわかった・分からなかった」とか「あそこタネの使い方が賢い」とか兎角タネの話ばかりになってしまうことがあります。
    • 一般の人に手品を見せる時「どうぞ手品を見て好きなだけタネの話をしてください」と考えている人は少ないと思います。ですので自分が貰いたい反応を他人にもすべきかと思います。
    • 手品はタネのわかる分からない以外にも面白いところや見所がたくさんありますよね。

 

マジシャンであるからこそ、状況状況に合わせて演者の気持ちを慮って手品を見るのが良いのではないでしょうか。

 

次回の記事に続く……?

 

手品理論でやってはいけないこと

手品理論でやってはいけないこと

①手法以外の全てを「手品理論」という言葉に押し込んでしまうこと。

②1回や2回読んだ程度で何か分かった気になれると思って取り組むこと。

③解釈を捻じ曲げて分かった気になること。

 または自分に都合よく解釈すること。

例:意味もなく演技スピードを落として「アスカニオの言う通りゆっくり演じられている」などと間違ったことを言う。

例:「サーストンの三原則では種明かしが禁止されているが、相手もマジシャンなら何も問題ない」などと言う。

④格言で自分を正当化しようとすること。

例:「自分は下手だが、バーノンもbe yourselfと言っている。上手い人の動きはむしろbe naturalからほど遠い」などと言う。

例:間違った手品理論を拡散しながら「ジョビーもsharing secretsで『シェアすべき』と言っている」と言う。

⑤文字だけで学ぼうとすること。

⑥2次ソースだけで学ぼうとすること。

例:奇術師の理論、マジェイア

 


特にアスカニオセオリーやタマリッツセオリーあたりはyoutubeにTamarizやGabi Pareras、Ascanioあたりの動画が結構転がっているので、それらを一度漁った方がよさそう。

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20260419

All In vol.1 (Allan Ackerman, John Lovick)

OPOS DISPLAY

Olram Plus Display

4枚パケットのolram subtlety2種類。どちらも普通。

前者はリズムがおかしくなりそう。

 

THE BLACKJACK ROLL

ムーブ自体は所謂カップスフォースのそれ。

もっと活用すべきという意志が感じられ、マーローのブラフエーセスへの応用等が示されます。

 

THE OOPS ADDITION

シークレットアディションとスイッチ。

振付が決まる場面あれば使うこともあるかもとは思いました。

 

The HP Maneuver and Applications

ファンのハイドアウト技法とパスやコントロール、スイッチ等への応用が7種類。

後者は主にファンを閉じるときの技法になるのですが、ものによってはファンをスプレッドに持ち直すなどあるので人を選びそう。とはいえ応用範囲が広く自分合う形を考えてみたくなりました。

白眉はスイッチに使えるアドオンでしょうか。

 

PASSION disk3 (Birnard BIllis)

PLAM

PASS

DOUBLE LIFT

技法の巻。clasic passは解説が丁寧ですが、他はあっさりめ。知らないムーブも多く見てるだけでも楽しいが、それだとあれなので後日再走予定。

ただしフラッシュとそれを隠す雑なカメラ切り替えが多め。前者は仕方ないとしても後者はやめてほしい。

 

SECRET LANGUAGE (Helder Guimares)

Unexplained Understandable

説明のつかないもの。

ある種複雑な現象ですが、手法はかなり直接的。はったりではないのだけれどある種それに近いものを感じます。これを読まされた方は何を学び取ればいいのでしょうか。

こういうのをレパートリーに入れられるようなレパートリーを手に入れたい。